観葉植物を購入したものの、いざ育ててみると「水やりってどれくらいの頻度でしたら良いんだろう?」「水やりってどの時間帯でするのが良いんだろう?」と疑問に感じたことはありませんか?水やりを知らず知らずのうちに失敗していると、植物が根腐れを起こし枯れる原因となります。
この記事では、水やりの頻度と失敗しない時間帯、そして失敗しないために使いたい園芸用品をご紹介いたします!観葉植物にハマり1年間で100株以上の植物を購入し、多くの失敗を踏まえ執筆していますので信憑性は確かです。
水やりの頻度は?
観葉植物への水やりの頻度は「週に〇回」と決めて行うのではなく、用土の表面を確認し「表面の土がしっかりと乾いていたら」水やりをするようにしましょう。
その理由として、大前提植物たちは根で呼吸をし酸素を取り入れます。根が酸素を取り入れるタイミングは、用土内が乾燥したらです。
ですので、用土内がいつまでも湿った状態だと、根は溺れたような状態で上手く酸素を取り入れることができず、酸欠を引き起こしてしまうのです。これが大半の根腐れの原因です。
観葉植物を育て始めたばかりの方は水やりの頻度よりも、いかに用土内を乾かし根に新鮮な酸素を供給してあげられるかということに重点を置いて水やりをするようにしましょう。
水やりの時間帯は?
観葉植物への水やりは朝が理想のタイミングです。その理由には葉の蒸散が関係しています。
植物は太陽の光を浴び光合成をしますが、光合成には水が必要です。植物の葉は水分を蒸散させて、根から水を吸い上げます。それゆえに、植物は朝の時間帯に水を必要とするのです。
1年と通して朝の7時ごろ水やりはから午前10時ぐらいまでに、遅くても昼の12時ごろには終えるようにしましょう。
なお水やりをする際には、水の水圧は優しめで土の表面に水をかけるようにしましょう。
夏の水やりについては注意が必要です。夏の暑さにより水が熱湯へと変化し、蒸れなどによって植物に根にダメージを与える可能性があります。
水やりを失敗しないために使いたい園芸用品
ここからは、水やりでの失敗を未然に防ぐためにおすすめしたい2つの園芸用品をご紹介いたします!
水やりチェッカー サスティー
観葉植物へ失敗しない水やりをするために、初心者なら絶対に使いたいのがこの水やりチェッカー サスティーです。
サスティーの使い方はいたって簡単で、画像1、2枚目のように鉢に挿すだけでどのような土にも使用が可能です。水やりをすると中のフィルターが画像3枚目の白から画像4枚目の青へと変化します。
白色が用土内が乾いており水やりが必要なサイン、青は用土内が湿っているサインです。
サイズも鉢や株の大きさに合わせて、S、M、Lと用意されているので、観葉植物の大きさに合わせてサスティーも選択することが可能です。
もし、使用後水やりをしてもフィルターが白くならないなど、色が変わらない場合はフィルターの交換時期(使用期間は約6~9ヶ月)です。交換用のフィルターも販売されていますので、それと交換するようにしましょう。
半透明プラスチック鉢
サスティーとともに初心者の方におすすめしたいのが、半透明のプラスチック鉢です。
一般的な鉢だと、用土の乾き具合が確認できないのはもちろんのこと、発根状況も株を鉢から抜かないと確認することはできません。
しかし、この半透明プラスチック鉢ならそれらを1枚目の画像のように一目で確認することができます。用土の乾き具合をきちんと目視できるため、水やりでの失敗を未然に防ぐことができます。
1点注意事項があり、根に直接光を浴びると植物の根はダメージを受けてしまいます。なので、2枚目の画像のように黒いポリポットで鉢を覆ってあげる必要があります。
まとめ
一言に「水やり」といっても、植物を元気に育てながら行う水やりというのは案外難しいものです。これは極論ですが、「水やりを制する者が園芸を制する」といっても過言ではないかもしれません。
この記事があなたのボタニカルライフに少しでもプラスになれば幸いです。