お店やイベントなどで購入し、日々大切に育てている観葉植物。しかし、ふと見てみたら葉が萎れていて元気がない…。そんな経験をしたことありませんか?
この記事では、観葉植物が根腐れしてしまう原因3選と、根腐れしてしまった場合の復活方法についてまとめています。
根腐れが心配な方、根腐れしてしまって困っている方はぜひ最後までお付き合いください。
根腐れの原因4選
ここからは根腐れの主な原因について1つ1つ見ていきましょう。
水のやり過ぎ
観葉植物が根腐れしてしまう大半の原因は水のやり過ぎによるものです。
植物は用土内が乾くことによって根から酸素を取り込み呼吸をします。ところが、水のやり過ぎによっていつまでも用土内が乾かないと、根は水に溺れているような状態となり、酸欠(根腐れ)を起こします。
水やりをしないことによって観葉植物が枯れないかな?と心配になる気持ちは分かります。しかし、過剰な水やりは根腐れの原因となりますので、根腐れを予防するためにもしっかりと用土が乾いたら水やりをするようにしましょう。
もしハイドロカルチャーで観葉植物を育てている方は根腐れ防止剤を活用すると良いでしょう。
水捌けの悪い用土・鉢を使用している
根腐れを引き起こしてしまう原因の1つとして、水捌けの悪い用土や鉢を使用しているケースが見受けられます。
水捌けの悪い用土や鉢を使用していると、用土がいつになっても乾かず、根腐れの原因となってしまいます。
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根詰まり
根詰まりも根腐れを引き起こす原因の1つです。
植え替えをすることなく鉢内が根だらけになってしまうと、用土内全体に酸素が行き渡らなくなり、その観葉植物たちが結果根腐れしてしますのです。
そうならないためにも、植物の生長とともに鉢の大きなサイズの鉢へと植え替えをし、しっかりと根に酸素が行き渡るような環境を整えてあげるようにしましょう。
なお、観葉植物の植え替え時期としては5月~9月ごろが最適とされています。
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受け皿の水をそのままにしてしまう
受け皿に水が溜まっていると観葉植物は「毛細管現象」によって水分を吸い上げてしまいます。用土が乾かず、常に水分が供給され続けていると、やはり根は溺れているような状態となり根腐れを起こしてしまいます。
また、受け皿の水をそのまま放置してしまうと、虫の発生の原因やカビの発生の原因にもなるので、気付いたら捨てるようにしましょう。
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根腐れしてしまったら
ここからは観葉植物が根腐れしてしまったときの見た目と見分け方、根腐れ時の対処法と復活方法について見ていきましょう。
観葉植物が根腐れしてしまった見た目と見分け方
もし観葉植物の見た目に下記のような症状が見られたら根腐れの可能性があります。
もし、下記のリストに2つ以上該当するようなら、すぐに鉢から植物を抜いて、根をチェックしてください。多肉植物や塊根植物は特に注意してください。
- 葉に芯がなくなる
- 根が黒く変色している
- 根元や幹がブヨブヨしている
- 用土の表面に白いカビが生える
- 複数の葉や花に黄変が見られる
- 植物の根元から悪臭・腐敗臭がする
根腐れしてしまった場合の対処法及び復活方法
まずは腐った根や黄変してしまった葉を除去しましょう。
根腐れしてしまったということは、それだけ根を失い植物は水を吸い上げる力が弱くなっています。
しかし、それに対し葉の数がたくさんあると吸い上げる水分に対し、過剰な蒸散を引き起こしてしまいます。葉を落とし蒸散のバランスをとることが、根腐れした植物が枯れるのを防ぐ対処法の一歩といえるでしょう。
根腐れをした根を除去したら、水捌けの良い鉢にふるいにかけた硬質の新しい鹿沼土に植え替え、メネデールなどの活力剤を週1回程度与え、新しい根の発根を促すと良いでしょう。間違っても肥料を与えるようなことはしないでください。
なぜふるいにかけた硬質の鹿沼土なのかというと、鹿沼土は水捌けが良く、また無機質の用土のため、下手な雑菌が繁殖していません。根腐れで弱り切った観葉植物の根の発根を促すのに適した用土なのです。
植物を植えこみ後1週間ほどは直射日光を避け、日陰で乾燥気味に管理するようにしてください。
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まとめ
根腐れは梅雨の6月から台風シーズンの10月にかけ起こりやすいです。放置気味に育てた結果、根腐れで気付いたころには手遅れというのを未然に防ぎたいものです。
加えて、育てている観葉植物の自生地の環境をしっかりと理解した上で、必要ならサーキュレーターを用いると空気が循環し、根腐れも予防に繋がり生き生きと生長してくれるでしょう。